History湯穴温泉の歴史

History湯穴温泉の歴史

湯穴温泉の起源

湯穴温泉の起源

湯穴温泉の源泉は現在の湯穴温泉の場所から6キロ離れた場所にあり、国有林が生い茂っている山奥にあります。
創業者の別府美徳(みのり)と別府エイ夫婦は当時、国有林の山を払い下げて、伐採した木を木炭にして生計を立てていました。
源泉近くに小屋を立てて、美徳は国有林伐採に専念し、 別府エイが魔法の水と言われていた源泉を使って湯治(とうじ)をはじめました。
この湯治が湯穴温泉の起源です。

※湯治(とうじ)とは温泉に入って療養することです。

国の許可を得て開業

国の許可を得て開業

小屋から6キロ離れた現在の場所に1967年の6月に湯穴温泉を開業しました。
元々源泉の場所は国有林のため、許可が必要で、取得するのに3年以上時間が掛かりました。
その後、源泉から現在の場所に温泉が流れるように、ビニールパイプをつなげる工事を行いました。
パイプの長さは約6キロ。現在のように重機もない時代、人夫を6人雇い自分たちでパイプをつなげる作業は途方も無いものでした。
また、現在の湯穴温泉の場所は元々田んぼでした。田んぼから宅地に替える工事も自分達で行いました。

別府砂男

別府砂男

別府美徳と別府エイの息子、砂男も国有林の山を払い下げて、伐採した木を木炭にして生計を立てていました。
砂男は開業当初、切ってきた木の中でなかなかお金にならないものを撒として湯穴温泉に持ってきました。
その薪を燃やして沸かし湯として湯穴温泉は成り立っていました。

地元の人に大盛況

地元の人に大盛況

地元で「魔法の水」と言われていた、湯穴の水を沸かした温泉は地元では大流行。
1980年代にはピークを迎えます。
休憩所には順番待ちの行列ができるほどお客様がならびました。

現在の湯穴温泉

現在の湯穴温泉

現在の湯穴温泉は別府砂男の息子、別府清一が継いでいます。(砂男も店に出ています笑)。
今でも、パイプによって源泉から繋いでいるというシステムは変わっておらず、トラブルもしばしば。
しかし、50年以上の歴史を誇る魔法の水の湯穴温泉の歴史を守るという使命がある以上、全うするように尽力いたします。

湯穴温泉(つあな温泉) │ 宮崎県都城市の温泉

  • 0986-33-1380
  • 住所
    〒885-0223 宮崎県都城市吉之元町4518-9
    営業時間
    木~日曜日 7:00~19:00
    休日
    月~水曜日